お疲れ様です。勝又です。
YammerのMicrosoftによる買収以来、社内SNS関連のニュースも増えてきましたね。
これまでも何度か社内SNSが話題になりましたが、現状日本国内の成功事例はそこまで増えていないと感覚的に感じています。これをきっかけに日本の成功モデルが出てくることが楽しみです。
ここ1週間のYammer関連のニュースをまとめましたので参考にしてください。
Yammer's Next Chapter
Yammerの公式blogよりCEOのデービッド・サックスの記事を紹介。こちらは改めて翻訳した文章を投稿させていただきたいと思っています。
歴史を振り返る:Microsoftにより買収されたYammer。スタートは「社内ツール」の立場からのスピンアウト
Yammerの歴史を理解できます。ここまで注目されたのは日本国内でははじめてのことではないでしょうか。
マイクロソフトが企業向けSNSメーカーを買収
「企業内ネットワークは組織にとって有用なデータ――誰のアイデアがいちばん広まっているか、評価を受けているか――も生み出す。」とあるように、今後成功モデル創造に欠かせないのが効果測定。社内SNSにどんな価値があるのか明確にすることが今後重要になってくると思います。
インフラとなるソーシャルメディア
参考程度の記事です。
マイクロソフトが買収した「企業向けツイッター」 実力と潜在性
日経新聞が「企業向けツイッター」と言ってしまうところが、少し悲しいところです。今はむしろ、twitterというよりはFacebookですよね。
社内情報共有を促進するエンタープライズSNSの興隆
社会イノベーターのネットワーク組織でコワーキングスペースの「The Hub」がナショナルフィールドという社内SNSを使っているらしいですよ。
マイクロソフトの「ヤマー」買収で大注目! 企業向けSNSであなたの職場はこう変わる!
社内SNS活用の効用が書かれています。
Yammer and Microsoft, Next Steps After the Acquisition
英語ですが、今後のMicrosoftとYammerのサービスがどうなっていくのかを予想しています。
日本になぜ社内SNSが普及しないか。これは歴史的背景にあると思っています。Yammerというサービスが生まれたアメリカは人種や宗教といった大きな障壁を抱えながら組織を運営をしてきました。組織というまとまりが必要な社会的な空間に、人種や宗教という個人の問題がそれを邪魔したのです。
その時に生まれたのが組織開発というテクノロジーだと聞いています。
反対に日本は単一民族で無宗教という非常にまとまりやすい歴史的背景があった。戦後復興の日本があそこまで強かった理由は組織という社会的空間にフィットしていたからだと感じています。その日本が、多様化する価値観、イノベーション、グローバル対応といった異質をマネジメントすることに適応できず競争力を落としています。
そういう意味で、社内SNSは今日本が抱えている課題解決のためのひとつの、影響力のあるツールだと思います。
(記事:katsumata114)