2011年8月16日火曜日

スマートフォン向けアプリがアップデート!

ご無沙汰しております。。管理人の谷口です。

ヤマー公式ブログから、iPhone, iPod touch, iPad, BlackBerry向けのアプリケーションが新しくなったと報じられましたので、本日はそちらの紹介です。

元記事:Leading the Mobile Collaboration Movement with New Apps

公式ブログでは、ビジネスにおけるスマートフォンの重要性が増してきたことに触れつつ、アップデートの内容について紹介されています。モバイルの浸透によって生活と仕事の境界が曖昧になっており(参考)、調査会社いわく「ヤマー社のタブレットやスマートフォンへのコミットがこの流れに寄与している」とも。←本当だろうか?






iOS向けに新しくなったのは下記の3点のようです。

 ・通知 ・・ 通知のタブが作られ、Web版のようにわかりやすくなっています。

 ・フィード(iPhoneのみ) ・・ Web版の画面に近づき、視認性が高まっていると感じます。

 ・タブを更新 ・・ その他の画面下部のタブも新しくなって、画面遷移が簡単になっています。

また、BlackBerry向けにはホーム画面から未読メッセージ数を確認できるのだとか。


ヤマーのサービス自体も今後まだまだ増えて改善されるでしょうし、モバイルも含め非常に楽しみです。


以上

2011年5月1日日曜日

ヤマーの使い方(基本編)

[読了時間:2分]

以前投稿したヤマーの使い方のエントリが、翻訳記事のため少しわかりにくかったと感じています。
そこで、下記に改めてヤマーの使い方をまとめてみました。今回は「基本編」ということで、初めて利用する方を想定して基本的な使い方などを説明しています。使い方については今後も、ヤマーをどのように活用するかを説明する「活用編」、海外の事例を紹介する「事例編」を投稿したいと思っています。


2011年4月28日木曜日

楽天様、ロフトワーク様のYammer活用事例

[読了時間:3分]

4月26日火曜日に、楽天株式会社様にて開催された社内Twitter勉強会に参加してきました!

社内Twitterと銘打っていますが実質的にはYammerに関する事例発表とディスカッションの場でした。ユーザー様から学生さんまで様々な方が集まっており、非常にアツく面白い場でした。

当日のメモはスライドにして下記にアップしました。是非ご覧ください。


なお、当日のトゥギャッターとロフトワーク様のレポートはこちら。

 楽天、ロフトワークの社内SNS"Yammer"活用事例(社内Twitter勉強会より)

 7,000人運用と50人運用の共通点とは? 楽天社内Twitter研究会レポート


個人的な感想ですが、皆様思い入れを持ちながら色々と試行錯誤されており、Yammerというサービスの良さをあらためて実感することができました!
今後もYammer関連の勉強会は継続していきたいと思います。Yammerのコミュニティ上では社内Twitter勉強会のコミュニティもありますので、是非参加したいという方は@taniyangまでお声がけください!

2011年4月24日日曜日

ソーシャルメディアを一元管理するデスクトップクライアント"Seesmic Desktop"

[読了時間:2分]

「YammerとTwitterとRSSを一斉に表示する方法はないだろうか・・・」といったことをお考えになったことはあるでしょうか。

実際、こうして様々なソーシャルメディアが発達してくると、それらをいかに管理していくのかはなかなか気になってくるところだと思います。

この悩みの解決策には色々とあると思うのですが、ここでは公式ブログでも紹介されている"Seesmic Desktop"というデスクトップクライアントについて紹介したいと思います。

(Yammerの使用環境については、Yammerの公式ページ、ブラウザ拡張、スマートフォン向けアプリ、公式デスクトップクライアントなど、他にも色々用意されていますので、これらはまたの機会にご紹介したいなと思います。)


▼Seesmicとは
Seesmicとは、マルチアカウント・マルチカラム対応の多機能ソーシャルメディアクライアントです。これを使うことで、Twitter,Facebook、LinkedIn、Foursquareなどなど
ウェブアプリデスクトップクライアント、スマートフォンアプリが用意されており、ウェブアプリは日本語にも対応しています。


▼Seesmic DesktopでYammerやRSSフィードを見る方法
Seesmic DesktopはデフォルトではYammerやRSSフィードに対応していませんが、プラグインを追加することによって投稿や閲覧ができるようになります。

プラグインを追加したい際はMarket Place→Installと辿っていき、希望するプラグインのインストールが完了したらアプリケーションを再起動。
再起動後はAllの画面に各メディアのボタンが表示されているので、それをクリックするとカラムが生成。投稿や閲覧が可能になります。


ソーシャルメディアを一元管理したい!という方には持ってこいのアプリケーションかと思います。是非お試しください!

利用方法に関する質問や感想などは是非こちらでコメントをいただければと思います!

追記)なお、国産のソーシャルメディア一元管理ツールではCrowyというのもあります!「英語のツールはどうも・・・」という方にはこちらもおすすめです!

2011年4月21日木曜日

SoundCloud社のYammer活用

Yammer公式ブログが更新されました。

Yammer in the Cloud... SoundCloud! (Interview with David Noël)

今回はインタビュー記事です。下記、簡単に要約です。

・SoundCloud社はベルリンに拠点を持つ企業。Flickrの音楽版。ロンドンやサンフランシスコにも拠点あり。
・Yammerの創業当初のβ版時点で利用開始。
・会社の内外で起きた興味深いことについてつぶやいている。ニュースや、SoundCloudに関するブログ記事や、興味深い利用ケースや、一般的なノウハウ共有など。プロダクトのローンチ時やユーザーからフィードバックをもらう際にも利用している。
・グループ機能を活用しており、開発や非開発など、業務ごとにグループを作っている。
・メールの量を少量に維持しながら、チームとつながっていられるのが良い。業務に集中できる。
・TwitterとYammerのデスクトップアプリをそれぞれ並べて、社内外のストリームを読んでいる。iPhoneも使っているので、どこでもそういったことができる。新しく入社したメンバーにも気楽にYammerに参加してもらっている。
・50人の社員がいるが、ベルリン、ロンドン、サンフランシスコ、ロサンゼルス、と色々なところに点在している。
・「SoundCloud Evangelist」というコミュニティを作って、外部のユーザーとも連携している。これは非常に有用であると感じている。
・外部とつながるそのコミュニティでは、新しい人とつながったり、アイデアを交流したり、ベストプラクティスを共有したり、グループで音楽や音源を作ったりする。また、そこではグローバルさを感じることができる。また、SoundCloudというサービス自体はコミュニティともなっている。
・オフラインも、実際に会うオフラインのつながりも重要。
・今後はチームを拡大し、新しいメンバーを加入していく。

要約は以上です。

本エントリへのご感想、是非こちらにてお聞かせください。

Yammerの翻訳に参加しませんか?

昨日知ったのですが、Yammerでは下記のページで有志による各言語への翻訳がなされているようです。
※もしYammerが日本語で使えることをご存知でない方は画面下部の翻訳ボタンをご利用ください!

https://www.yammer.com/tr8n/translations

翻訳は下記の通りです。

1:対象の語を翻訳する

2:翻訳された語に投票をする

3:より多くの投票を得た訳語が正式な訳として採用される。

シンプルですね。

英語に少し自身のある方は是非参加されてはどうかと思います。投票だけの参加も是非!

2011年3月16日水曜日

gihyo.jp様の連載、第2回です

gihyo.jp様でのロフトワーク社様のYammer活用事例に関する連載が更新されました。
是非御覧ください。

第2回 Yammerを社内に導入しよう

2011年3月9日水曜日

gihyo.jp様で連載が始まりました

gihyo.jp様でロフトワーク社様のYammer活用事例に関する連載が始まりました。
日本での活用事例の記事はまだ少なく大変貴重な記事ですので、是非ご覧ください。

「ゆる繋がり」が職場を強くする! 実践Yammer活用術

2011年3月5日土曜日

ヤマーの使い方 そしてあなたがヤマーを使うべき理由

※ヤマーの使い方の説明を改訂しました。よろしければこちらをご覧ください。


 以下、socialtimesより翻訳して掲載します。(原文

 ヤマーとは何か、そしてあなた使うべき理由

 2008年に設立されたヤマーはエンタープライズ向けのソーシャルネットワークだ。公開するようにデザインされたFacebookやTwitterといった他のソーシャルメディアサイトとは異なり、ヤマーは自らの組織内のメンバーとの非公開のコミュニケーションのためにデザインされている。ヤマーはビジネス、企業のためのソーシャルネットワークなのだ。では何がどう有用なのか?基本機能は無料で、利用も簡単、そしてビジネスでのコミュニケーションとしてはより重要であろうこととして、非公開で管理可能かつセキュアな環境を提供している。もしあなたの取締役が(原文:board room)がSNSを作ったなら、これこそあるべき姿だろう。もっと多くのあなたがこのツールを使うべき理由については、「ヤマーがなければできない6つのこと」を参照してほしい。

 ヤマーの始め方

 もしあなたがヤマーのアカウントを仕事のために作るならば、あなたの会社のメールアドレスが必要になる。確認のメールが送られ、そこからヤマーのシステムにログインすることが出来る。
 もしあなたがヤマーのネットワークに招待されると、ネットワークの管理者からメールを受け取るだろう。リンクを辿れば、ヤマーのメインページに誘導される。
 Facebookのような青と白のカラーに安心してから、画面右端の一番上を見よう。そこに「はじめに」と書かれたボックスがあり、これに従って最初の使用ステップが確認できる。そこで、プロフィールの記入、写真の追加、他のメンバーの招待、グループへの参加、ヤマーのデスクトップおよびモバイルアプリの取得が可能だ。
 プロフィールの記入や写真の追加の際、ヤマーは典型的なSNSのようなサービスである一方で、これはあくまで仕事で使う環境だということを頭に置いておいてほしい。仕事場において適切なユーザ名を選び、顔のわかる写真を掲載しよう。

 フィード

 公式には、ヤマーではサイト内でのコミュニケーションのことを「Yams」(日本語訳は「つぶやき」とします)と呼んでいる。つぶやきは様々なフィードへと分類される。あなたがもしソーシャルメディアを新しく知る人ならば、フィードは特定の種類のメッセージをグループ化する手段だと言える。
 あなたの主なフィードはあなたがフォローしている人々や所属しているグループからのつぶやきから形成される。あなた自身のつぶやきを投稿するには、近況や質問、リンク、投票、イベントを選んでボタンを押すだけでいい。ユーザはあなたの投稿に対して「Like」したり返信したりできる。さらにそれと〃ことがネットワーク内の他のユーザに対しても行うことができる。あなたのフィード内のいずれのメッセージにも「もっと」ボタンが表示され、これによって会話をスレッド表示にして閲覧したりスレッドにブックマークをすることが出来る。

 画面の左側ではその他のフィードや、あなたのページに表示されるつぶやきを組織する方法を選ぶことができる。

・送信済み:あなたが過去に送信したメッセージを分類できます
・関連:@をつけてあなたに送られたつぶやきを表示します
・Liked:あなたがLikeしたつぶやきをリストで表示します
・Bookmarked:あなたがお気に入りとしてマークしたつぶやきをリストで表示します
・会社全体のフィード:ネットワーク内の公開されている全てのつぶやきを表示します
・グループ:あなたのグループに対して投稿されたつぶやきを表示します

 FacebookやQuoraのように、ヤマーには非公開メッセージ機能がある。これによって、ネットワーク全体にスレッドを公開せずに特定のユーザとコミュニケーションを取ることが出来る。非公開のメッセージは、実際にあなたのフォロワーやグループからも閲覧されることがない。

 ハッシュタグ

 あなたがTwitterのような他のSNSから来ているのであれば、ハッシュタグは特に目新しいものではないだろう。ハッシュタグを使えばメッセージを組織化したり、トピックを見つけ出したり、特定のユーザを見つけ出すことが出来る。ヤマーはビジネスで使われるので、ハッシュタグはその投稿が何についてなのかを示すのに重要なツールとして使われる。ヤマー全体で共通したハッシュタグもあるが、多くはあなたのビジネスや企業の必要性に合わせて生み出されるだろう。ビジネスにおいてはあなたのヤマー内ネットワークにハッシュタグの注釈を添えるのも良いアイデアだ。新しいユーザにとって、効果的にコミュニケーションするために、あなたの会社のヤマー内ネットワークのハッシュタグの意味を理解することも、情報を即座に発見することも重要だ。

 フィード上に表示されるハッシュタグはフォローボタンをクリックすることでフォローすることも可能だ。これによってそのハッシュタグについて何らかの活動がなされた際にはいつでもそれに気づくことが出来る。

 グループとコミュニティ

 ヤマーのネットワークには招待を通してして参加が出来ない。しかし、ヤマー内のネットワークの中では自由にグループやコミュニティを作ったり参加したり出来る。グループは小さなネットワークの中でコミュニケーションを取る手段だ。例えば、特定のプロジェクトや勤務地域に関連した異なるグループを持つことが出来、これによりより小さく特定な内部ネットワークの中でコミュニケーションを取ることが出来る。また、特定のトピックでの会話に絞るためにグループを非公開にすることも可能だ。
 一方でコミュニティは、外的なグループだ。これを使えば顧客やパートナーなどの外部のヤマーネットワークの人々とコミュニケーションを取ることができる。
 グループを作りたいユーザは、先ずネットワーク内のグループの種類を把握するために既存のグループを見てみよう。もし仕事とは関係のないグループを作りたいのであれば、それもいいだろう。もし仕事に関係のあるグループなら、同僚にコンタクトを取ってネットワーク内の異なるグループ種別の快適度レベルを測ってみるのもいいアイデアだと言える。

 メール・アラート

 ヤマーの利用歴がまだ短くても、メール設定を調整したいだろうし、おしらせメールを受信していることがわかるだろう。
 メールの設定を調整するには、「アカウント」をクリックして「通知」を選ぼう。必要性にあわせて様々なおしらせ設定をすることが出来る。極めて有用なコミュニケーション機能としてはメッセージの「ダイジェスト」の受信がある。これによって日次、週次でおしらせのまとめを受け取ることが出来る。これは、メールボックスの受信量を増やさずにメッセージを追う非常に良い方法だ。

 フォロー/Like

 ヤマーではユーザやハッシュタグをフォローすることが可能だ。しかし、ヤマーでのフォローは他のSNSとは少し異なっている。先ず、同じネットワーク内の人間しかフォローできない。逆もそうだ。フォローするということは、「マイフィード」でどのメッセージを表示するかを選ぶということだ。フォローは「友達リクエスト」のようなものではない。誰かをフォローしても自動的に相互がフォローされるということはなく、誰かがあなたをフォローしてもあなたはリクエストを承認したりする必要もない。フォローしたりされたりする際は、グループやフィード上で公開の設定がされたメッセージしか「マイフィード」上には表示されない。非公開設定がされたメッセージやグループは非公開のままだ。
 また、投稿は「Like」ボタンをクリックすることで「Like」することが出来る。これはスレッドやメッセージでのコミュニケーションをする上で便利な方法になりうるものだが、ソーシャルメディアの利用上の癖が出ないように気をつけるべきだ。ヤマーはあくまで職場のネットワークであり、自分に関係のあるメッセージについて「Like」するようにしよう。長ったらしい反応を置き換えるための怠惰なアクションであるべきではない。

 アプリケーション

 ヤマーにはiPhone、Blackberry、Androidのためのモバイルアプリケーションが用意されている。これは比較的わかりやすいアプリケーションであり、これによってモバイル端末からSMSを送ることでヤマーに投稿することが出来る。
 ヤマーには、ダイレクトメッセージ、グループへの投稿、ユーザやグループのフォローなどが出来るデスクトップアプリケーションもある。
 また、ネットワーク内の特定のカテゴリに関する全ての投稿を見るための一連のアプリケーション(リンク、質問、リーダーボード、アンケート、イベント)も用意されている。例えば、「リンク」アプリをクリックすれば、ネットワーク内に投稿された全てのリンクのリストを取得することが出来る。

 アカウントの削除方法

 組織のメンバーではなくなるとき、アカウントを削除するのも簡単だ。「アカウント」をクリックして「アカウントを削除」を選ぼう。しかし、ヤマー内で投稿した何らかのメッセージを削除したい場合、メッセージを見て一つ一つ手作業で削除しなければいけない。

 ヤマー利用時のエチケット

 ヤマーはとても有用なバーチャル・コミュニケーションツールになりうるが、ユーザにとって問題なのはそれがプロフェッショナルの設定であることを覚えておくことだ。ヤマーは他のSNSと似ているため、FacebookやTwitterでの良くない癖がヤマーでも出てしまいがちだ。この問題を避けるためのいくつかのTipsは下記の通りだ。

・投稿を校正しよう。韻を踏んだりはする必要はないが、文法が間違ってしまうと、こと職場でのコミュニケーションにおいてはそれを見たユーザの印象に残らない。
・自身のネットワークのユーザに配慮し、適切な言葉遣いを心がけよう。一部のネットワークは比較的カジュアルで、また別のネットワークではそうでないかもしれない。他のユーザがそれを使うまで、投稿を連発するのはぐっとこらえよう。
・自分のコメント癖、「Like」癖に自覚的になろう。同じように、オフィスでのコミュニケーションにおいて叱りつけたりする(原文:drop in)のは適切ではない。また、自分と関係のないスレッドに関与するのも適切ではない。
・ネットワーク内の公開されている投稿は記録に残ることを頭に置いておこう。もし何らかの問題に遭って動転しているなら、投稿する前に5分置いてみよう。ダイレクトメッセージは同僚とコミュニケーションを取る非常に良い方法だが、会話の内容が仕事から外れてしまうとただの個人的なSNSへと成り下がってしまう。

[翻訳:@taniyang]

ヤマーがAAA社のサイロを叩き壊す

 以下、gigaom.comより翻訳して掲載します。(原文

 最近私は、新しいエンタープライズ向けソーシャルツールの利用の高まりは、組織のストラクチャーを変えるという意味においてどのようなポテンシャルを持つのだろうかと考え続けている。理論的には、ヤマーやtibbrやpresent.lyのようなツールは、組織をフラット化してヒエラルキーを縮小するポテンシャルを持つとされている。この話が本当かどうかを明らかにするために私は、ソーシャルツールを実際に導入している企業に話を聞き、そのツールがどのような効果を組織内で発揮しているのかを(もちろん効果があるとすればだが)確かめようと決めた。

 私が話を聞いた最初の人物はAmerican Automobile Association社でソーシャルメディア戦略担当を務めるJaimee Clements氏だ。私はAAA社に話を聞きたかったのは、その会社が良いケーススタディとなると考えたからだ。この会社は、企業の年齢という意味でも古く(100年以上続く組織である)、様々な会員組織から成り立つ連合体であるように極めて伝統的な組織構造の組織であるという事実からも古く、典型的な「古い」組織なのだ。

 採用

 AAA社がヤマーを採用した話は興味深い。伝統的組織ならばよくあるようなトップダウン型のソフトウェア導入というよりも、ヤマーは「在宅勤務デー」において技術に詳しいユーザによる小さなグループでの利用として始まり、コミュニケーションや組織内の出来事を全員がキャッチアップするための手段に使われた。その利用は一年間ほどは小規模な利用範囲のままだったが、AAA社のCOOがタウンホールでのミーティングで自社の製品とその製品の有用性について触れた際に、その利用が爆発的に増加した。小さなグループでの最初の利用開始から2年がたち、今では組織内に3,700人の利用者を抱えている。

 効果

 AAA社内でヤマーがクチコミで広がってきたことよりも面白いのは、組織そのものの構造と組織の意思決定プロセスにおけるその効果だ。Clements氏はAAA社の組織は非常に古く伝統的であることに触れた。AAA社の組織のスピード感は概して非常にゆっくりとしており、3つの州にオフィスを構えていることによる情報のサイロ(連動せず孤立して蓄積された情報というニュアンス)に頭を抱えていた。しかし、ヤマーを導入してからは、これらのサイロは壊され、より時間を消費していた委員会はヤマーを選び取ることで終わりを告げた。こうしていくつかの地域での意思決定プロセスは大きくスピードアップした。さらに、組織は今まで見過ごされていた豊かなアイデアの数々を見つけ出している。

 私が発見した非常に驚いたことは、このような伝統的組織における変化のスピードだ。これら全ての変化は、ヤマーの採用からたった一年で広がったような、極めて短い時間の中で起きたものなのだ。

 ベスト・プラクティス

 私はClements氏にベストプラクティスやヤマーのようなソーシャルツールを採用しようと考えている他の組織に何かアドバイスはないかと尋ねた。彼女によると、重要なのは、ビジネスにおける価値やユーザの興味をメンテナンスするために、S/N比を高く保つことだということだ。そうでなければ、やりとりは仕事と関係のない事柄に関するおしゃべり場所に成り下がりか、面白いコンテンツのないゴーストタウンと化すのだ。S/N比を高く保つために、Clements氏はヘビーユーザを特定して彼らを管理者にすることで「アクティブ・キュレーター」グループを作ることを推奨している。彼らはツールの利用のガイドすることを支援でき、より有用な領域や示唆に富むトピックへとやりとりを操縦することができる。Clements氏によると、やりとりを運営する重要な方法は、事態が始まったら事態を落ち着けるために物議をかもすような質問を慎重に出すキュレーターを得ることだ。(原文:Clements mentioned that a great way to drive conversations if things do start to get quiet is to get the curators to ask deliberately provocative questions.)彼らは人々が参加するように促し、特定のトピックについてチームがどう感じるのかに関するアイデアを得る方法として使うことさえできる。

 さらにClements氏が指摘するには、ソーシャルツールを導入するときは人事部、情報システム部、法務部が関与しようとするため、彼らを前もって巻き込んでおくことも重要だとのことだ。特に情報システム部は、ユーザが決められたIT利用のプロセスで使えるのかどうかを気にするだろう。事態が悪化するときに備えて計画を用意しておくことも重要だ。

 ソーシャルツールを使用するときは、ナレッジの獲得が問題となる可能性がある。このアプリケーションには大量のナレッジが貯蔵されるかもしれないが、ユーザが簡単に見つけ出すことができるように貯蔵・組織化されているにも関わらず、役に立たない。Clements氏によると、AAA社は月次総括、ニュースレターでの振り返り、最も興味深かったり有用なやりとりなどの組み合わせを利用しているとのことだ。積極的なキュレーターは重要なやりとりを特定することを手助けしてくれる。理想的な状態を考えると労働集約的なやり方かもしれないが、AAA社では機能しているようだ。

 振り返って、いかに速くヤマーがAAA社内で広がったかと、その利用によって組織の動きに抜本的な変化をもたらしたときのスピードが非常に印象に残っている。サイロをたたき壊し、意思決定を合理化したのだ。

[翻訳:@taniyang]

ヤマーがあなたのiPadに登場

 以下、YammerBlog(英文)より翻訳して掲載します。(原文

 Apple社が今週iPad2を発表し、従来よりもより薄く、速く、軽くなり、ビデオ会議用に前面と後面にカメラが搭載されました。Forbesによれば前世代のiPadですら、そのビジネスユーザは重要なユーザグループです。当初はビジネスユーザは全体の50%ほどでしたが、現在では全体の80%にのぼっています。改善されたサイズ、重さ、スピード、そしてビデオ会議に向いているスペックにより、それはビジネスユーザにとってより望ましいものとなるでしょう。私たちヤマーは人の力で動く企業内ソーシャルネットワークを構築しており、職場にコミュニケーションを供給するために存在しています。今日のビジネスパーソンは急激にモバイル化しており、私たちヤマーはビジネスパーソンにとって「どこにいるか」に関する悩みを解決するということについて常々認識しています。(原文:we are always cognizant of solving their pain points where they are)彼らビジネスパーソンはiPadを使っており、それは私たちヤマーが向かっているところです(原文:that's where we are going to be)それゆえ、私たちはモバイル・ワーカーを念頭に置きながら、強力でフレキシブルな、ヤマーのiPad向けアプリの開発を行っています。

 ビジネスパーソンは常に「オンである」ために苦心しており、常に働き詰めであり、モバイルアプリは職場においてユビキタスなものとなりました。現代の市場からの要望に応えるため、9時から5時の間の定刻での勤務はしていません。地球規模で組織され世界を飛び回るチームはよりコラボレートすることが必要とされています。動きまわることのない内部のチームでさえ、ソーシャルウェブの即時性や透明性に応えるために、組織内部の業務プロセスの重要な変化を経験してます。こうして、今日モバイルでのコラボレーション端末の必要性はかつてないほど明白なものとなっています。ここ最近のCMS Wireの記事は、この種のコラボレーションはモバイル端末において現れるに違いないトップ3の出来事の内の1つであると述べています。

 「モバイル端末は間違いなく、制限されたセキュアな組織のコミュニケーション環境の中で、人々が"Twitter型の"近況アップデートによって職場で何が起きているかを追いかけることを可能にする」

 私はいつもカンファレンスに出向き、その中の全ての、ノートにメモを取るべきで、つぶやくような、ウェブベースの活動の重要な部分はiPadを通してなされていることを観察してきました。もちろん徹底したコンテンツ制作においてはそれは適切ではありませんが、iPadは、メールチェックやメール返信、つぶやき、Facebookメッセージ、Flipboardのようなパブリッシングアプリを読むなど、モバイルでのウェブ閲覧をせずに豊かな機能を提供するようなアプリに非常にフィットする端末です。これこそが、皆さんがウェブアプリケーションやデスクトップアプリケーションで慣れている重要な機能のいくつかを持つであろう、ヤマーのiPad向けアプリを懸命に創り出している理由です。



 ヤマーのiPadアプリでは、よく使う機能(マイフィード、ダイレクトメッセージ、関連、未読メッセージ数、RSSフィード、ブックマーク、グループ、プロフィール、組織図など)が表示されるツールバーが左端に表示されます。フィード内の各メッセージは開くことができ、スレッド内の全てのレスポンスを含めて表示し、各チームメンバーのプロフィールをドリルダウンして表示することができます。また、それによって、ヤマーのiPhone向けアプリのように、ネットワーク同士をつなぐことができます。

 カンファレンスに出席した際に組織の主要な出来事について動向をすぐにチェックする必要がある場面を想像してください。あなたは製品のデモをし、最新のニュースについて確実に把握する必要があります。ヤマーのiPad向けアプリは、飛行機の座席で座っている時でもとっさに何かをチェックすることを可能にします。クライアントに訪問し難しい質問に答えなければいけないときはどうでしょう?答えを見つけ出すのに1時間しかなく、組織の誰がその質問に答えられるかわからないとき、どうすればいいでしょうか?そのときは、ヤマーアプリで質問を打ち込み、質問に答えられるであろう数名に対して@メッセージを送り、反応が出てくるのを見守ってください。あるいは仮に、あなたが会社のウェブサイトの担当で、誰かが通勤電車内で移動中にサイトがダウンしていることを発見したとします。その人はヤマーでコメントし、すぐにそれを発見してあなたが会社に到着するまでに適切な人間が対応するように連絡を取ることができます。あるいは、あなたは私のようなソーシャルメディア好きだとして、会社のソーシャルメディアの担当だとします。あなたはヤマーを危機管理広報として使うことで、サイトのダウンのような不運な出来事の中でも、いつでもTwitterのフォロワーから適切な回答を得られます。

 このような利用ケースは多く、あなたにとってもその利用は想像力によって限られてしまっているだけです。さあ、あなたはヤマーのiPadアプリをどのように使いますか?

[翻訳:@taniyang]

2011年3月1日火曜日

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