2011年3月5日土曜日

ヤマーの使い方 そしてあなたがヤマーを使うべき理由

※ヤマーの使い方の説明を改訂しました。よろしければこちらをご覧ください。


 以下、socialtimesより翻訳して掲載します。(原文

 ヤマーとは何か、そしてあなた使うべき理由

 2008年に設立されたヤマーはエンタープライズ向けのソーシャルネットワークだ。公開するようにデザインされたFacebookやTwitterといった他のソーシャルメディアサイトとは異なり、ヤマーは自らの組織内のメンバーとの非公開のコミュニケーションのためにデザインされている。ヤマーはビジネス、企業のためのソーシャルネットワークなのだ。では何がどう有用なのか?基本機能は無料で、利用も簡単、そしてビジネスでのコミュニケーションとしてはより重要であろうこととして、非公開で管理可能かつセキュアな環境を提供している。もしあなたの取締役が(原文:board room)がSNSを作ったなら、これこそあるべき姿だろう。もっと多くのあなたがこのツールを使うべき理由については、「ヤマーがなければできない6つのこと」を参照してほしい。

 ヤマーの始め方

 もしあなたがヤマーのアカウントを仕事のために作るならば、あなたの会社のメールアドレスが必要になる。確認のメールが送られ、そこからヤマーのシステムにログインすることが出来る。
 もしあなたがヤマーのネットワークに招待されると、ネットワークの管理者からメールを受け取るだろう。リンクを辿れば、ヤマーのメインページに誘導される。
 Facebookのような青と白のカラーに安心してから、画面右端の一番上を見よう。そこに「はじめに」と書かれたボックスがあり、これに従って最初の使用ステップが確認できる。そこで、プロフィールの記入、写真の追加、他のメンバーの招待、グループへの参加、ヤマーのデスクトップおよびモバイルアプリの取得が可能だ。
 プロフィールの記入や写真の追加の際、ヤマーは典型的なSNSのようなサービスである一方で、これはあくまで仕事で使う環境だということを頭に置いておいてほしい。仕事場において適切なユーザ名を選び、顔のわかる写真を掲載しよう。

 フィード

 公式には、ヤマーではサイト内でのコミュニケーションのことを「Yams」(日本語訳は「つぶやき」とします)と呼んでいる。つぶやきは様々なフィードへと分類される。あなたがもしソーシャルメディアを新しく知る人ならば、フィードは特定の種類のメッセージをグループ化する手段だと言える。
 あなたの主なフィードはあなたがフォローしている人々や所属しているグループからのつぶやきから形成される。あなた自身のつぶやきを投稿するには、近況や質問、リンク、投票、イベントを選んでボタンを押すだけでいい。ユーザはあなたの投稿に対して「Like」したり返信したりできる。さらにそれと〃ことがネットワーク内の他のユーザに対しても行うことができる。あなたのフィード内のいずれのメッセージにも「もっと」ボタンが表示され、これによって会話をスレッド表示にして閲覧したりスレッドにブックマークをすることが出来る。

 画面の左側ではその他のフィードや、あなたのページに表示されるつぶやきを組織する方法を選ぶことができる。

・送信済み:あなたが過去に送信したメッセージを分類できます
・関連:@をつけてあなたに送られたつぶやきを表示します
・Liked:あなたがLikeしたつぶやきをリストで表示します
・Bookmarked:あなたがお気に入りとしてマークしたつぶやきをリストで表示します
・会社全体のフィード:ネットワーク内の公開されている全てのつぶやきを表示します
・グループ:あなたのグループに対して投稿されたつぶやきを表示します

 FacebookやQuoraのように、ヤマーには非公開メッセージ機能がある。これによって、ネットワーク全体にスレッドを公開せずに特定のユーザとコミュニケーションを取ることが出来る。非公開のメッセージは、実際にあなたのフォロワーやグループからも閲覧されることがない。

 ハッシュタグ

 あなたがTwitterのような他のSNSから来ているのであれば、ハッシュタグは特に目新しいものではないだろう。ハッシュタグを使えばメッセージを組織化したり、トピックを見つけ出したり、特定のユーザを見つけ出すことが出来る。ヤマーはビジネスで使われるので、ハッシュタグはその投稿が何についてなのかを示すのに重要なツールとして使われる。ヤマー全体で共通したハッシュタグもあるが、多くはあなたのビジネスや企業の必要性に合わせて生み出されるだろう。ビジネスにおいてはあなたのヤマー内ネットワークにハッシュタグの注釈を添えるのも良いアイデアだ。新しいユーザにとって、効果的にコミュニケーションするために、あなたの会社のヤマー内ネットワークのハッシュタグの意味を理解することも、情報を即座に発見することも重要だ。

 フィード上に表示されるハッシュタグはフォローボタンをクリックすることでフォローすることも可能だ。これによってそのハッシュタグについて何らかの活動がなされた際にはいつでもそれに気づくことが出来る。

 グループとコミュニティ

 ヤマーのネットワークには招待を通してして参加が出来ない。しかし、ヤマー内のネットワークの中では自由にグループやコミュニティを作ったり参加したり出来る。グループは小さなネットワークの中でコミュニケーションを取る手段だ。例えば、特定のプロジェクトや勤務地域に関連した異なるグループを持つことが出来、これによりより小さく特定な内部ネットワークの中でコミュニケーションを取ることが出来る。また、特定のトピックでの会話に絞るためにグループを非公開にすることも可能だ。
 一方でコミュニティは、外的なグループだ。これを使えば顧客やパートナーなどの外部のヤマーネットワークの人々とコミュニケーションを取ることができる。
 グループを作りたいユーザは、先ずネットワーク内のグループの種類を把握するために既存のグループを見てみよう。もし仕事とは関係のないグループを作りたいのであれば、それもいいだろう。もし仕事に関係のあるグループなら、同僚にコンタクトを取ってネットワーク内の異なるグループ種別の快適度レベルを測ってみるのもいいアイデアだと言える。

 メール・アラート

 ヤマーの利用歴がまだ短くても、メール設定を調整したいだろうし、おしらせメールを受信していることがわかるだろう。
 メールの設定を調整するには、「アカウント」をクリックして「通知」を選ぼう。必要性にあわせて様々なおしらせ設定をすることが出来る。極めて有用なコミュニケーション機能としてはメッセージの「ダイジェスト」の受信がある。これによって日次、週次でおしらせのまとめを受け取ることが出来る。これは、メールボックスの受信量を増やさずにメッセージを追う非常に良い方法だ。

 フォロー/Like

 ヤマーではユーザやハッシュタグをフォローすることが可能だ。しかし、ヤマーでのフォローは他のSNSとは少し異なっている。先ず、同じネットワーク内の人間しかフォローできない。逆もそうだ。フォローするということは、「マイフィード」でどのメッセージを表示するかを選ぶということだ。フォローは「友達リクエスト」のようなものではない。誰かをフォローしても自動的に相互がフォローされるということはなく、誰かがあなたをフォローしてもあなたはリクエストを承認したりする必要もない。フォローしたりされたりする際は、グループやフィード上で公開の設定がされたメッセージしか「マイフィード」上には表示されない。非公開設定がされたメッセージやグループは非公開のままだ。
 また、投稿は「Like」ボタンをクリックすることで「Like」することが出来る。これはスレッドやメッセージでのコミュニケーションをする上で便利な方法になりうるものだが、ソーシャルメディアの利用上の癖が出ないように気をつけるべきだ。ヤマーはあくまで職場のネットワークであり、自分に関係のあるメッセージについて「Like」するようにしよう。長ったらしい反応を置き換えるための怠惰なアクションであるべきではない。

 アプリケーション

 ヤマーにはiPhone、Blackberry、Androidのためのモバイルアプリケーションが用意されている。これは比較的わかりやすいアプリケーションであり、これによってモバイル端末からSMSを送ることでヤマーに投稿することが出来る。
 ヤマーには、ダイレクトメッセージ、グループへの投稿、ユーザやグループのフォローなどが出来るデスクトップアプリケーションもある。
 また、ネットワーク内の特定のカテゴリに関する全ての投稿を見るための一連のアプリケーション(リンク、質問、リーダーボード、アンケート、イベント)も用意されている。例えば、「リンク」アプリをクリックすれば、ネットワーク内に投稿された全てのリンクのリストを取得することが出来る。

 アカウントの削除方法

 組織のメンバーではなくなるとき、アカウントを削除するのも簡単だ。「アカウント」をクリックして「アカウントを削除」を選ぼう。しかし、ヤマー内で投稿した何らかのメッセージを削除したい場合、メッセージを見て一つ一つ手作業で削除しなければいけない。

 ヤマー利用時のエチケット

 ヤマーはとても有用なバーチャル・コミュニケーションツールになりうるが、ユーザにとって問題なのはそれがプロフェッショナルの設定であることを覚えておくことだ。ヤマーは他のSNSと似ているため、FacebookやTwitterでの良くない癖がヤマーでも出てしまいがちだ。この問題を避けるためのいくつかのTipsは下記の通りだ。

・投稿を校正しよう。韻を踏んだりはする必要はないが、文法が間違ってしまうと、こと職場でのコミュニケーションにおいてはそれを見たユーザの印象に残らない。
・自身のネットワークのユーザに配慮し、適切な言葉遣いを心がけよう。一部のネットワークは比較的カジュアルで、また別のネットワークではそうでないかもしれない。他のユーザがそれを使うまで、投稿を連発するのはぐっとこらえよう。
・自分のコメント癖、「Like」癖に自覚的になろう。同じように、オフィスでのコミュニケーションにおいて叱りつけたりする(原文:drop in)のは適切ではない。また、自分と関係のないスレッドに関与するのも適切ではない。
・ネットワーク内の公開されている投稿は記録に残ることを頭に置いておこう。もし何らかの問題に遭って動転しているなら、投稿する前に5分置いてみよう。ダイレクトメッセージは同僚とコミュニケーションを取る非常に良い方法だが、会話の内容が仕事から外れてしまうとただの個人的なSNSへと成り下がってしまう。

[翻訳:@taniyang]